現場監督の仕事で発生するトラブル:投光器で貼ったばかりのフローリングがこげる

投光器の画像
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投光器は現場では役に立つやつです

建築現場で使用頻度が高い道具に「投光器」があります。現場には当たり前ですが、照明なんてないですから、夜や室内で光が入ってこない場合にはなんらかの明かりが必要になります。躯体工事の時から室内仕上げ工事の時までずーっと現場に存在していました。

この投光器ってやつは壊れやすくて触ると熱くて、取扱いが面倒なやつでしたね。新品のときは当たり前ですがピカピカですが、電球のカバーがなくなり、固定用のクランプがなくなり、電源コードの差込部分が断線したり、電球が割れてしまったり、で急速に老朽化します。この間買ったばかりなのにもうこんなぼろぼろなんか!?と驚くべき変化を遂げてくれます。

現場が内装工事に入ってくると、こいつのニーズが急速に高まってきます。室内は明かりがあまり入らないし、内装工事の職人達は夜遅くまで働きますし。で、現場内で投光器の取り合いが始まることになります。

監督さんもっと投光器の数用意してよ!とか、監督さん俺の使ってる投光器いつも誰かとっていくんやけど!などのクレームが多く寄せられます。うるせえよそんなたくさん買う金はねえし、もっと仲間内で調整をしろよ、ていうか君たち自分の物でないからといって投光器を雑に扱いすぎだろ電球割れまくりじゃねえか、と不満が募ります。

なんでしょう、この投光器が足りないという問題と仮設の電源が足りないという問題は、現場の2大足りない問題だったりします。

投光器はかなり発熱するので注意が必要

投光器はかなり明るいが故にものすごく熱を持ちます。使用時に本体に触れる時は軍手が必須です。電気がついてないからといって油断は禁物です。すぐ前まで使っていたかもしれないので。うっかり素手で触ろうものなら、アッツイわ!となってちょっと持ち上げた所で手を離して、落として電球を割ってしまう、という結果になってしまいます。

そんな投光器をフローリングの床の上に置いて作業するバカものが現場にはたまに現れたりします。当然のごとく床は焦げてしまう。なんでしょう床の焦げ跡を見つけた時のあのやられた!感は。

床の上に投光器を置く→床が焦げる

という明白な法則が分からないやつがいることに驚愕します。世の中にはいろんな人がいるという事実を改めて実感します。

で張り直しですわ。コンチクショーですわ。焦げるだけならまだよくて、最悪火災にもなりかねません。許されざる行為です。テメー見つけたらぼっこぼこにしたるからな。できないけど。

内装工事の段階では現場に多くの職人が出入りします。昨日いた職人は今日はもういないという状況なので犯人の特定はほぼ無理。くやしい思いだけが残ります。あーストレス溜まるわ。

現場のみなさん、投光器は大切に扱おうね。

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