2017年– date –
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現場監督におすすめの本『現場技術者が教える「施工」の本』
現場の仕事をしていた頃、現場施工について書かれた本でいいのがないかな、といろいろ探していました。実務をこなしているだけでは、いまいち現場の全体像が掴めないなと感じていて。 そんな訳で、時間があれば図書館や本屋やネットでかたっぱしから施工関... -
現場監督のコツ『一人でする墨出し』②
ジャッキベースを使って、なんとかここまで一人で墨出しすることができました。直交する墨を2本打つところまできました。下図のような感じですね。 がまだしかし、これでは墨出しの完了にはほど遠かったりします。 例えば、上の図のような壁を作りたいとし... -
現場監督の仕事『立上り壁・各階床コンクリート工事』
【立上り壁は差筋が問題だ】 鉄骨工事が完了すれば、次に立上り壁と各階床のコンクリート工事が待ち受けています。 立上り壁で注意すべきは「差筋」かな。立上り壁の内側に土間配筋と一体化すべく差筋をするわけですが、これが結構な手間だったりします。... -
現場監督の仕事『コンクリート工事』
【コンクリートは生ものだ】 コンクリート工事は現場の一大イベントです。別に楽しくはないけど。 コンクリートは時間経過とともに液体から固体に変化する文字通り”生もの”です。建築にとって非常に便利なものですが、非常にやっかいなものでもあります。 ... -
現場監督の仕事『鉄骨工事』
【テツダンゴのレベルは忘れないようにしよう】 いつものような朝、缶コーヒーを飲みながらぼんやりと現場を眺めて本日の工程を確認していた時、気付きます。 あっ!レベル出し忘れてるわ!! 今日は鉄骨が現場に搬入される日やったわ。穏やかだった朝が一... -
現場監督の仕事『型枠工事』
【型枠工事といったらレベル出しでしょう】 型枠工事における監督の仕事といったら、やはりレベル出しにつきるのでは。 型枠が組み上がった後、基礎コンクリートの天端の高さを型枠の内側に出していきます。いやほんと、うんざりするような作業だったりし... -
現場監督の仕事『鉄筋工事』
【鉄筋工事は鉄筋と結束線だけで様々な造形物を作りだす】 初めて基礎配筋の工事を見た時、軽く感動しました。なにもない所から鉄筋を細い結束線で組み上げて、立体的な造形物が出来上がっていく。すごいぞと。 自分でもやってみようと思い、結束線とハッ... -
建築工事の流れ:鉄骨造その3
内装工事から建物完成までを見ていきます。 現場では、軽天屋、貼り屋、大工、クロス屋、床貼り屋などをひっくるめて内装工事としての扱いだったりします。 LGSで組んだ天井や壁の下地の上に、木製建具の枠を取付し、石膏ボードをばしばし貼り付けていく。... -
建築工事の流れ:鉄骨造その2
外壁工事から断熱工事までを見ていきます。 【外壁工事】 外壁には集合住宅の場合、多くはALC(Autoclaved:高温高圧蒸気養生された、Lightweight aerated:軽量気泡、Concrete:コンクリート、の頭文字をとって名づけられたもの)を使用していました。厚... -
建築工事の流れ:鉄骨造その1
建築工事がどのような流れで進んでいくかを紹介します。ここでは鉄骨造の建物を取り上げ、着工から外壁工事までを見ていきます。 【1.現地調査】 現場の取りかかりはまず敷地や近隣の調査からです。資材搬入や工事に楽な現場ならいいなあ、なんて淡い期...