現場監督の仕事のコツ『一人でする墨出し』【その2】

ジャッキベースを使って、なんとかここまで一人で墨出しすることができました。直交する墨を2本打つところまできました。下図のような感じですね。

がまだしかし、これでは墨出しの完了にはほど遠かったりします。

例えば、上の図のような壁を作りたいとします。

そのためには、墨出しをこんな感じにしなければならない。あと6回墨を打たなければいけない計算になります。

さすがに、6回もジャッキベースを使ってやるのは面倒です。やってられません。という訳で、こんな場合は簡易的な方法で乗り切っていました。

まずは、壁端の数値の所に印を付けます。

壁端の印の所に、差し金を墨に沿ってあてて、

墨差しで線を引きます。そうしたら、差し金をひっくり返して、

壁幅を示す線を引きます。反対側も同じようにやって、

こんな感じに仕上げます。だいたいこれで完成ですが、分かりやすいようにコーナーを墨差しで三角に塗っておいてもいいかもしれません。

壁のコーナー部分ですが、丁寧に描いてもいいですが、まあ面倒くさいので簡易的なやり方をしていました。

特にクレームもなく、職人さん達はLGSを建てていってくれていました。

現場ではどうしても一人で墨出しをしなきゃいけない場面に遭遇します。いつも、なんかいい方法ないかなあ、なんて考えていたものです。

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