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映画評

映画の中の建築現場『リーサル・ウェポン3』

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リーサル・ウェポン。人間兵器なメルギブソン、て謳い文句の映画です。lethal weaponでgoogle翻訳すると、致命的な武器。なんだかよく分からないけど楽しげな感じが伝わってきます。

そんな致命的な武器であるメルギブソンの活躍を描いた痛快アクション映画です。とりあえず行動して考えるのは後。超ポジティブ思考な主人公です。ただの筋肉バカなのか?と思いますが設定では元エリート軍人だとか。とにかくアメリカンノーテンキアクションがさく裂します。こういう映画大好きです。

もちろんツッコミどころもたくさん用意してくれています。

冒頭のビル爆破倒壊シーンから?マークが頭に点灯します。あんな1コのどでかい爆弾だけで、あんなにきれいに倒壊するわけねえだろ、と。浦沢直樹のパイナップルアーミーを熟読してから出直して来い!と言いたくなります。

いやあ面白かったですね、パイナップルアーミー。中学生のころワクワクして読んだ記憶があります。戦闘や戦術のテクニック、爆弾やトラップについて詳細に描かれていました。中二病真っただ中でしたので、もし敵が学校に侵入してきたらブービートラップしかけて爆殺するんだ!と本気で妄想していました。

もちろん分かっていてあのような単純明快なシーンにしたのだとは思います。細かい爆弾の描写をしてもテンポが悪くなりますからね。観客が求めるのは、派手な爆発ですから。

途中の住宅建設現場での殺人シーンもツッコミどころです。

殺し方雑すぎねえか

というのが第一印象。後ろからガンって殴って、倒れた所にミキサー車から生コンをザーと流し込んで埋めちゃうおうというやり方です。

真っ昼間の現場で、雑多な人間が多くいる中でのベタな殺し方からの分かり易い隠ぺい工作への流れ。なんだかなあと思います。実は、バカで残忍な犯人のキャラを際立たせるための監督の狙いがあるのかもしれません。なんでしょう、この映画はバカVSバカの戦いを描いたものなのでしょうか。

そんなシーンも建築屋の目から見ると、いろいろ感じます。ああアカンそんなでかい有機物を打ち込んでしまうと、コンクリの品質ガタ落ちになってしまうじゃないか、カブリも取れていないだろうし、やるならもっと深い所でやらないとあかんのではないかい、基礎のラップルコンあたりですると迫力がでるのになあ、なんて。

そもそもその生コンが生コンに見えません。骨材らしきものがあまり見当たらないし、色もなんだか変だし。その辺りはもうちっと努力してもらいたいところです。

結構、前の映画ですが(1992年公開)今見返しても十分楽しい映画です。頭空っぽにして楽に見られる映画なので、スカッとしたい時にでも是非。

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