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書評

人類の未来はどうなるのか?知りたいなら『ホモ・デウス』を読もう

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時々ふと思う時があります。この先、テクノロジーが進化し続けると人類は世界はどうなるのか?と。どうやら未来はバラ色ではないと、日々のニュースは嫌というほど思い知らしてくれます。
小さい頃夢見ていた、ドラえもんがいる幸せな世界はどこへ行ってしまったんやろね。

AIや技術がどんどん進んだ未来はバラ色なのか

そのような思いで本書を読み始めましたが、やはり未来は暗いようです。
本の中では、人間の歴史を調べていくと、人間は絶えず神になろうと行動していて、現在は科学とテクノロジーを発展させることで、その目的を果たそうとしている。しかし、そのことが、人間自らを存在価値のない巨大な無用者階級に土塊のように追い落としていくだろう、と言っています。
もう神も仏もないようなぶった切り具合です。

ちなみに、私が軽い衝撃を受けた内容は以下ものもでした。
AIが進歩し、人間について本人より本人のことをよく知るようになれば、AIの指示に従った方がより幸せになる可能性が高いよね。そうなった時、本人の「意思」とは存在するんやろか、いやそんなものはないのではないんやろか。
そもそも人間には自由意思なんてものはなかったのか?と混乱します。でもなかなかに面白い。

じゃあ、お先真っ暗かというとそうでもない。
現在までの歴史を見て、現在の状況を加味した上で未来を予測したらこうなった。これは可能性のひとつであり、これが気に入らなければ各自考えて行動してほしい、とも言っています。

歴史を学ぶ目的は、私たちを押さえつける過去の手から逃れることにある。
私たちをここまで導いてきた偶然の出来事の連鎖を目にすれば、自分が抱いている考えや夢がどのように形をとったかに気づき、違う考えや夢を抱けるようになる。

このことは、人類の未来を考える、といった壮大なスケールの話のことだけではない、と思いました。
一人の人間の個人である自分にも当てはまるのではないか、と。
自分の未来をより良いものとするために、過去を振り返り、自分自身を考察し、このままではこうなる、と未来を予測する。
で、その可能性が気に入らないものであれば、考えて今と違う形で行動する。
言葉にすればいたって当然のことなんでしょうが、なかなか実践できていないのが現状だったりします。
まあとにかく今日からやってみようかね。

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