本日の建設現場の基礎知識
足場と単管を番線で固定する場合は、間に木片を挟むとよい
通常、足場の安全対策として手すりを設置することが一般的です。手すりは、足場の枠に単管を直交クランプで固定した構造です。
しかし、場合によっては短い手すりが必要になることがあります。例えば、手すりがないと危険だと判断した場合などです。その際、手すりを取り付けようと部材を探すと、2m程度の単管は現場にあるものの、直交クランプが不足しているケースがしばしばあります。このような状況では、番線を使って足場と単管を固定する必要がありますが、注意点がいくつか存在します。
単に番線で締めるだけでは、足場はすぐにずれ落ちてしまうことがあります。これは、足場と単管が金属同士で接触面積が小さく、摩擦力が弱いためです。この問題を解決するためには、現場にある桟木などを短くカットして間に挟むことが必要です。
柔らかい木材を足場と単管の間に挟むことで、接触面積が増え、摩擦力が向上し、ずれ落ちることを防いでくれます。
番線をグッと締め付けることで、安定した固定が実現されていくことが実感できます。
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