現場監督仕事のコツ『水中ポンプを移動する時』

水中ポンプは、基礎工事中には特によく使用する道具です。馴染みが深いので、現場では(スイポン)と略して言ったりもします。

現場に溜まった地下からの湧水、雨水などを排出して、現場の作業が進められる状況にしてくれます。

このスイポンの設置は意外と面倒です。

現場内で1番よく水が集まってくるであろう場所の見当をつけ、水中ポンプを据えるのですが、そこまで電気ドラムを引っ張っていく必要がありますし、排水用のホースも排水が確実にできて現場に水が戻ってこないところまで伸ばしておかなくてはいけません。

この電気ドラム、ホース双方の長さが足りなくて苦労することが多々あります。こっちを伸ばすとあちらが足りないとか。延長コードがいるわ!延長用のホースとジョイントがいるわ!などとなります。

そんなこんなで 全て排水し、その場所の水がなくなったら他に移動させてまた排水、となるのですが、このスイポンの移動がまた面倒くさい。

なにせ、排水ホースにたっぷりと水を溜め込んだスイポンはかなり重い。このまま移動させるのはほぼ無理です。腰などをやってしまいます。

一番重要な事は、ゴムホース内の水をきっちり抜ききること。スイポン側のホースの根元から順に上に持ち上げて、水を流し出していく必要があります。水がなくなれば本体のみの重さになりますので取り回しが楽になります。

何度も何度も遣り替えて、1日中スイポンと格闘している、なんてこともあります。もううんざり。

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