ヤセ型・冷え性という現場人間に似つかわしくない体質の私は、ちょっとしたことですぐに風邪っぽくなり体調を崩していました。
免疫力低いなあ自分、と常々自己嫌悪に陥りつつ、免疫力を上げて風邪をひかなくなるにはどうすればいいのか?を日々考えていました。
で、たどり着いた結論が「体を冷やさないこと=温めること」というあたり前の事。
体温を上げれば免疫力が上がるのはよく知られたことですしね。
体調維持のためのカギは肌着である
で、身体を冷やさないためにはどうすればいいのか?となるのですが、重要なのは身体周りの環境を激変させないこと。体表面の温度・湿度を夏でも冬でもできるだけ一定に保つことが重要。
色々と試行錯誤の後、一番効果的だったのは、良い「肌着」を身に付けることでした。
現場の服装といえばどうしても作業服や防寒服などに注目しがちでありますが、現場仕事の服装において一番重要視すべきものは、肌着です。
そう、シャツとパンツと靴下です。
肌着は肌触りが命
じゃあ、どうやって良い肌着を選ぶのかということになりますが、考慮すべきポイントはひとつだけです。
とにかく肌触りが自分の感覚としっくりきていること。
自分の感覚にとって肌触りがいいと感じられること、いわゆる着心地が快適であることが最重要であり、それ以外はない。
という訳で素材は「綿」一択になります。汗をよく吸い、やさしい肌触りで、あたたかい綿の特徴は肌着にはバッチリです。
特に汗をよく吸いつつあたたかいことは、夏でも冬でも現場作業に適しているといえます。
綿のあの自己主張しない、着る人のために黒子に徹する素材感は素晴らしいの一言。最近は、高機能をうたった新素材系も多いが、どれもこれも化繊っぽくツルツルテカテカした肌触りで、やたらと自分の素材感を主張したがりでいただけない。
やはり肌着は綿100%に限ります。
シャツは着心地
肌着はどれも着心地が重要なのですが、シャツは特に着た時の感覚が大切。現場では肉体作業が多いので、動きやすいものでなくてはいけない。
生地自体の厚み、シルエットや体からの距離感などが自分にとって快適であることが欠かせないですね。
生地は厚すぎず薄すぎず、夏でも汗をしっかり吸う厚さであり、冬でも暖かいけれども作業するには邪魔にならない薄さである、こと。体にフィットするシルエットや縫製であるが、最近の化繊系のやたらとぴっちりして窮屈なものではない、こと。
このようにシャツにはバランスの絶妙さが求められます。
このような条件のもと様々なメーカーのものを試した結果、ようやくたどり着いたのが、グンゼの快適工房シリーズでした。
着た瞬間、おっ!これは何か違うぞ、着心地の良さに感動しました。現場で作業してみて、これは本物だ!と確信しました。
暖かさ、肌触り、厚み、伸縮性、吸湿性、どれも満足のいく製品。私のタンスの中には快適工房がみっちりと配置されています。
パンツは股上
とにかく股上が長いもの。なぜかと言うと、お腹が冷えないため。形はボクサーブリーフタイプが現場仕事には適しているかと。
最近のはやりなのか知らないが、ローライズ?って言うのあれやたらと股上が短いやつ。なんなのあれ。ファッション性のためなのか知らんけど、下着売り場にやたらと幅をきかせてやがる。股上の長いものを探すのに苦労するわ。こっちはファッション性より機能性なんだわ。とにかく、へそ辺りまで生地がないとお腹が冷えてしまうんでね。
そのような条件のもと様々なメーカーのものを試した結果、たどり着いたのが、同じくグンゼの快適工房。
グンゼ、素晴らしい。
いやあ、とにかく股上の長さ具合、腰回りから大事な所、太腿にかけてのフィット感がなんともよい感じです。
靴下はフィット感
履き心地というか。肌触りと締め付け具合というか。やわらかい肌触りで汗をよく吸いつつ適度なフィット感で靴の中でずれない、というか。
最初はとにかく綿100%がいい!とばかりに、そのような靴下を色々と買ってみましたが、どうもフィット感がいただけない。ゆるゆるのだるだるのものが多かった。
靴下はとにかくたくさん買いました。これはいいかもと期待して買って履いてみたもののダメだこれは、の繰り返しを何年も続ける状態。
おかげでタンスの中は履かない靴下がどんどんたまっていく。
シャツとパンツは、自分に合うものが結構すぐに見つかったのですが、靴下は苦労しました。もう自分に合う靴下はこの世に存在しないのでは、となかば諦めていました。
しかし、ある日見つけました。これぞ理想とする靴下というものに。
タビオというメーカーの靴下でした。
ようやく、ようやくなんとか自分が満足できる靴下に出会えました。感動というか、もう今後は靴下をさがさなくていいんや、という安堵感というか。
人生において靴下はこれ一択。肌触り、吸汗性、フィット感、どれもが満足できる靴下ですね。
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