現場監督の仕事『現場測量』の流れを解説

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建設予定地の敷地の大きさや高低差を調べる仕事

敷地の外周の距離や、基準点からの高低差を測量します。

その上で、建物を敷地のどのあたりに建てるのか?前面の道路や周りの敷地に対してどれくらいの高さに建てるのか?を決めます。

このような敷地の場合

簡易的なやり方ですが、①~⑤まである5つのポイント間の距離と角度を測定します。

またそれぞれの高さも測定します。高さの測定は、例えば①を±0として設定し、②~⑤のポイントがそれぞれ①とどれだけ高さが違うか、を記録します。

で、図った数値を元に図面を書き、建物の位置を落としこみます。隣の敷地や道路からの距離は法規上、いろいろと決められたものがあるので、それに従う必要があります。

これをミスると完成検査に通らなくなるのでヤバイ。

また、建物のには色々と付随する設備があって、駐輪場があったり、物置があったり、花壇があったり、プロパンガスを置く倉庫があったり、貯水タンクがあったり、浄化槽を地中に埋め込まなければならなかったり、結構なものがあります。

それらがスムーズに運用できるよう設置場所を決めないといけません。

そのほかにも、駐車場には置くべき車の台数は決まっているので、それらの台数の車が円滑に出入りできるように、個々の駐車位置を決めていかないといけません。そうやって「建物の平面的な位置」を決めていくわけです。

建物の高さの設定は超重要です

建物の高さの設定、簡単に言うと1階の床の高さをどうするのか?も重要です。重要、というより超重要!と言っても言い過ぎではありません。それ程大切な事ですね。

敷地図の①の高さを±0とした時、1階の床の高さをどれくらいとするのか、ということです。一般的に考えて、①より上げておかないと駐車場の水は前面道路には流れていかないですよね。

で、その場合150mm程度上げておけばいいのか?500mmは上げておかないといけないのか、思案のしどころです。周りの敷地との高低差、敷地内に設置する様々なものを考慮しなければならないので、一番問題のなさそうな高さを見つけるのは、まあ難しい。

しかし、この高さ設定をミスるとかなりイタイ目にあうことになる。

これ、冗談ではなくマジで本当にイタイですわ。

しかも、完成間際にならないと顕在化してこないので、更にやっかいですわ。

駐車場の勾配がどえらいことになってしまったり、雨水がうまく流れなくなったりしてしまう。

建物の位置決めは超重要です。

様々なことを同時に考えて、建物の完成した姿を想像して決めていく。全体をざっくりと見渡す力が必要となります。こればっかしは経験を積むしかなかったりしますね。

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